放射線についての解説 |
投稿日時:2011-3-16 10:56
こんにちわ。岡村です。
震災に伴う福島原発の問題で、各地で混乱が起きています。
そこで、出来るだけわかりやすく放射線被爆について解説しようと思います。
この考え方をすることで、
今、原発の被害がどのように広がっていて、そしてどのような影響が出るのか、
官房長官らが言う事は、本当なのか、本当に心配ないのか!?ということに対して
自分で考えて判断し易いようにイメージができればと思っています。
まずは、シーボルトって!?
シーボルトとは、放射線の量を測る単位として用いられるものの1つです。
普段、みなさんも放射線を浴びて生活しています。
代表的なもので・・・
レントゲン(50マイクロシーベルト)
飛行機に乗っているとき(200マイクロシーベルト)
胸部CT(6900マイクロシーベルト)
レントゲンを撮影するとき、お医者さんたちは部屋を離れるのは、
放射線を浴びないようにする為です。
なぜ浴びないようにするのかというと、やはり、いくら微量の放射線とはいえ、
常に浴びていれば、その量は増えますから、人体に影響してこないとも限らないからです。
1回1回のレントゲンは、人体に影響ない程度の放射線しか浴びません。
具体的にな数値を用いると、
レントゲン1回で、50マイクロシーベルト。
1シーベルトは1000ミリシーベルト。
1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト。
人間が、自然界から一生涯で被爆する放射線の量は、160ミリシーベルトと言われます。
160000マイクロシーベルトですね。
レントゲン3200回分ということです。
ただし、これが致死量というわけではありません。
人体への影響で表せば・・・
200ミリシーベルトより低い数値では、臨床症状が確認されていません。
500ミリシーベルトで末梢血中のリンパ球が減少する可能性があります。
1000ミリシーベルトで、10%の人が悪心、嘔吐を感じるようになります。
500〜2000ミリシーベルトになると、水晶体混濁の症状が見られるそうです。
3000ミリシーベルトで、皮膚に脱毛症状が表れます。
3000〜5000ミリシーベルトになると、50%の人が死亡すると言われるそうです。
2500〜6000ミリシーベルトでは、永久不妊。
5000ミリシーベルトで白内障。
7000〜10000ミリシーベルトで100%の人が死亡。
10000ミリシーベルト以上だと、皮膚は急性潰瘍となるそうです。
かなり怖い症状が現れます。
ただし、放射線の当たり方によって症状は異なってきます。
日本では、一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1ミリシーベルトとしているそうです。
レントゲン20回分ですね。
原子力発電所(軽水炉)周辺の線量は年間0.05ミリシーベルトを目標値としています。
レントゲン1回分ということになりますね。
さて、今回の原発の事故ですが・・・
上記を見ればだいたい人体への影響力や危険性は見えてくるのではないでしょうか。
テレビや内閣の会見で発せられる○○シーベルトという言葉に少し耳を傾けてみてください。
そして、これを基に、自分でも少しだけ判断し、慌てずに行動が出来る事を願っています。
放射線から逃れる方法はいくつか。
基本的には、「距離」「時間」「遮蔽(しゃへい)」です。
まず、距離が離れれば離れるほど、放射線量は少なくなります。
そして、長時間浴びていればもちろん人体への影響は大きくなります。
しかし、放射線は建物等により遮蔽することができます。
難しいかもしれませんが・・・
放射線の影響は、距離の2乗に比例して弱くなり、
放射線を浴びる時間に比例して放射線量が増えるので、
事故などで放射線に被ばくする可能性が生じた時は、下記の方法が有効です。
1.放射線が強い場合
放射線の影響は、放射線源からの距離の2乗に比例して弱くなり、
時間に比例して放射線量が増えるので、
「素早く」「避難(放射線源から遠く離れる)」することが有効です。
要は、離れれば離れるほど、どんどん力は弱くなります。
2乗ですから、1メートルなら1、2メートルなら4分の1、3メートルなら9分の1というように、どんどん弱くなります。
2.放射線が弱い場合
建物の壁は、透過力の低い放射線を遮ることができるので、「屋内待避」することだけでも有効です。
特にコンクリートの建物はその効果は大きくなります。
だから、首相は20〜30キロ圏内の人たちには屋内待避を呼びかけているんですね。
屋内にいるだけでも全然違います。
最後に・・・
昨日観測された最大の観測値を考えて見ましょう。
1時間当たり・・・
福島のいわき市で、23.72マイクロシーベルト
宇都宮で1.318マイクロシーベルト
新宿では0.809マイクロシーベルト
ということは・・・
原子炉から30キロ程度しか離れていない、いわき市でさえ、レントゲン1回にも達していません。
だから、20キロ圏内の人には避難を呼びかけたんですね。
20〜30キロまで行けば、ほとんど影響のない数値になります。
これが、距離の2乗に比例しているということです。
ただし、原子炉周辺では、400ミリシーベルトを観測しています。
これは、健康に被害が出る可能性のある数値です。
万が一にも余計な被爆をしないためにも、マスクをしたり、なるべく建物の中にいたり。
しっかり予防をすることで、原発の被害を免れるように、自分を自分で守りましょう!!
ですので!!!
何度でも言います。
余計な情報に惑わされない自分を形成しましょう!!!
放射線の影響を始め、震災について様々な情報が流れていますが、
正しい知識と的確な判断で行動し、自分や自分の身の周りの方々を守りましょう☆ー(^ー'*)b
少しでもみなさんのお力になりますように☆
それでは。
震災に伴う福島原発の問題で、各地で混乱が起きています。
そこで、出来るだけわかりやすく放射線被爆について解説しようと思います。
この考え方をすることで、
今、原発の被害がどのように広がっていて、そしてどのような影響が出るのか、
官房長官らが言う事は、本当なのか、本当に心配ないのか!?ということに対して
自分で考えて判断し易いようにイメージができればと思っています。
まずは、シーボルトって!?
シーボルトとは、放射線の量を測る単位として用いられるものの1つです。
普段、みなさんも放射線を浴びて生活しています。
代表的なもので・・・
レントゲン(50マイクロシーベルト)
飛行機に乗っているとき(200マイクロシーベルト)
胸部CT(6900マイクロシーベルト)
レントゲンを撮影するとき、お医者さんたちは部屋を離れるのは、
放射線を浴びないようにする為です。
なぜ浴びないようにするのかというと、やはり、いくら微量の放射線とはいえ、
常に浴びていれば、その量は増えますから、人体に影響してこないとも限らないからです。
1回1回のレントゲンは、人体に影響ない程度の放射線しか浴びません。
具体的にな数値を用いると、
レントゲン1回で、50マイクロシーベルト。
1シーベルトは1000ミリシーベルト。
1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト。
人間が、自然界から一生涯で被爆する放射線の量は、160ミリシーベルトと言われます。
160000マイクロシーベルトですね。
レントゲン3200回分ということです。
ただし、これが致死量というわけではありません。
人体への影響で表せば・・・
200ミリシーベルトより低い数値では、臨床症状が確認されていません。
500ミリシーベルトで末梢血中のリンパ球が減少する可能性があります。
1000ミリシーベルトで、10%の人が悪心、嘔吐を感じるようになります。
500〜2000ミリシーベルトになると、水晶体混濁の症状が見られるそうです。
3000ミリシーベルトで、皮膚に脱毛症状が表れます。
3000〜5000ミリシーベルトになると、50%の人が死亡すると言われるそうです。
2500〜6000ミリシーベルトでは、永久不妊。
5000ミリシーベルトで白内障。
7000〜10000ミリシーベルトで100%の人が死亡。
10000ミリシーベルト以上だと、皮膚は急性潰瘍となるそうです。
かなり怖い症状が現れます。
ただし、放射線の当たり方によって症状は異なってきます。
日本では、一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1ミリシーベルトとしているそうです。
レントゲン20回分ですね。
原子力発電所(軽水炉)周辺の線量は年間0.05ミリシーベルトを目標値としています。
レントゲン1回分ということになりますね。
さて、今回の原発の事故ですが・・・
上記を見ればだいたい人体への影響力や危険性は見えてくるのではないでしょうか。
テレビや内閣の会見で発せられる○○シーベルトという言葉に少し耳を傾けてみてください。
そして、これを基に、自分でも少しだけ判断し、慌てずに行動が出来る事を願っています。
放射線から逃れる方法はいくつか。
基本的には、「距離」「時間」「遮蔽(しゃへい)」です。
まず、距離が離れれば離れるほど、放射線量は少なくなります。
そして、長時間浴びていればもちろん人体への影響は大きくなります。
しかし、放射線は建物等により遮蔽することができます。
難しいかもしれませんが・・・
放射線の影響は、距離の2乗に比例して弱くなり、
放射線を浴びる時間に比例して放射線量が増えるので、
事故などで放射線に被ばくする可能性が生じた時は、下記の方法が有効です。
1.放射線が強い場合
放射線の影響は、放射線源からの距離の2乗に比例して弱くなり、
時間に比例して放射線量が増えるので、
「素早く」「避難(放射線源から遠く離れる)」することが有効です。
要は、離れれば離れるほど、どんどん力は弱くなります。
2乗ですから、1メートルなら1、2メートルなら4分の1、3メートルなら9分の1というように、どんどん弱くなります。
2.放射線が弱い場合
建物の壁は、透過力の低い放射線を遮ることができるので、「屋内待避」することだけでも有効です。
特にコンクリートの建物はその効果は大きくなります。
だから、首相は20〜30キロ圏内の人たちには屋内待避を呼びかけているんですね。
屋内にいるだけでも全然違います。
最後に・・・
昨日観測された最大の観測値を考えて見ましょう。
1時間当たり・・・
福島のいわき市で、23.72マイクロシーベルト
宇都宮で1.318マイクロシーベルト
新宿では0.809マイクロシーベルト
ということは・・・
原子炉から30キロ程度しか離れていない、いわき市でさえ、レントゲン1回にも達していません。
だから、20キロ圏内の人には避難を呼びかけたんですね。
20〜30キロまで行けば、ほとんど影響のない数値になります。
これが、距離の2乗に比例しているということです。
ただし、原子炉周辺では、400ミリシーベルトを観測しています。
これは、健康に被害が出る可能性のある数値です。
万が一にも余計な被爆をしないためにも、マスクをしたり、なるべく建物の中にいたり。
しっかり予防をすることで、原発の被害を免れるように、自分を自分で守りましょう!!
ですので!!!
何度でも言います。
余計な情報に惑わされない自分を形成しましょう!!!
放射線の影響を始め、震災について様々な情報が流れていますが、
正しい知識と的確な判断で行動し、自分や自分の身の周りの方々を守りましょう☆ー(^ー'*)b
少しでもみなさんのお力になりますように☆
それでは。